クモノスカビとは?
2025年11月14日


■ クモノスカビとは?
クモノスカビ(ムコール目:Rhizopus/Mucor)は、エアコンフィルター・換気設備・厨房まわりなど湿気と有機物が多い場所に発生しやすい真菌です。
黒色の胞子嚢と綿毛状の菌糸が急速に広がるのが特徴です。
※マイコトキシン(カビ毒)は産生しません。
■ 人体への主な影響
① アレルギー反応(最も一般的)
- くしゃみ
- 鼻水
- 目のかゆみ
- 咳
- 喉の違和感
特に胞子量が多いエアコン内部の処理時に発生しやすい反応です。
② 免疫低下者への感染リスク(まれ)
健康な方にはほとんど問題ありませんが、以下の方ではムコール症と呼ばれる感染症の報告があります。
- 高齢者
- 糖尿病
- 持病をお持ちの方
- がん治療中の方
- 免疫抑制剤を使用している方
- 透析・臓器移植後の方
※一般家庭や通常作業者での発症は極めてまれです。
③ 大量曝露による気道へのストレス
高密度の胞子を吸い込むと、咳・鼻炎・気道刺激などが起こる場合があります。
エアコン分解清掃・フィルター清掃の事故例で最も多い項目です。
■ 清掃・除去作業での注意点
- 作業者の保護
- マスク(N95相当推奨)
- 手袋・長袖
- ゴーグル
- 作業場所の換気
- 胞子を舞わせない工夫
- 乾いたまま払わない(必ず濡らして処理)
- フィルターは水で湿らせてから洗浄
- 空調機周辺は送風を停止した状態で作業
■ 効率的な除去方法
クモノスカビは綿毛状に広がり、乾燥状態では飛散性が高く、湿潤させると一気に崩落する性質があります。
▼ ポイント
1.早い段階で胞子嚢が変色・崩れる洗浄剤を使用
2.菌糸が沈み込み、まとまりやすくなる状態をつくる
3.物理除去(ブラシ・洗浄)との併用で"取り切り"が可能
4.施工後は十分な乾燥・換気
■ G-Ecoシリーズ〈カビ・ヤニ〉による処理(概要)
- 黒色胞子嚢が短時間で変色し、除去しやすい状態へ
- 綿毛状の菌糸が沈み込み → 軟化 → 崩落
- 油脂・ヤニ汚れとカビが混在する現場でも処理性が高い
- エアコン内部・厨房・バックヤードなど"短時間で仕上げたい現場"で効果を発揮
■ まとめ
- クモノスカビはカビ毒を持たないが、アレルギー・気道刺激の原因になる
- 免疫低下者には、まれに感染症リスク
- 清掃時は、飛散させない・湿潤処理が最重要
- 適切な洗浄剤を使うことで、短時間で安全に除去が可能

